更年期と向き合い方 YouTube
【更年期と向き合い方】
更年期には女性ホルモンの低下することで、体と心が一時的に不安定になります。数年経ってからだが馴染んでくると嘘のように落ち着いた状態となり、第二の思春期とも呼ばれます。女性ホルモンの変動になれるまでの心身の反応なのです。
自律神経失調症状は更年期の時期だけでなく、強いストレスにさらされ続けているときや、月経前の時期にも出やすいものです。
潮の満ち引きや月の満ち欠けとおなじようにホルモンは変動しており、その影響を感じながら生きているわけですから、そのときどきの体調にあわせた暮らしをできれば良いのです。
体調がすぐれないときにたいせつなことは、やりたいことをやり、気が進まないことはやらずにおく、という優先順位をはっきりきめてしまうことではないでしょうか。
Q1. 更年期にはどんな症状が出るのでしょうか?
- 代表的なものは上半身を中心に急に火照るホットフラッシュ
- 動悸、めまい
- やる気がでにくい、気分がしずむ、イライラし
- 寝つきが悪くなり、途中で目が覚めてしまい寝付けない
Q2. 更年期症状の原因はなんでしょうか?
閉経の前後3年ほどの期間は自律神経失調症状が出やすくなります。自律神経は体温や脈拍を自動的に調整するように働くのですが、この自動調整がうまくできなくなると、気分も不安定になり落ち込んだりイライラしたりしやすくなります。
Q3. 更年期とうまくつきあうためにどんなことが大切になるのでしょうか?
自分のやりたいことの優先順位をあげていくことが大切です。仕事や家庭など様々ン社会的な役割としてやらなくてはならないことをこなすことで精一杯となり、自分のためにやりたいことがわからなくなりがちです。こころの余裕を取り戻すためには、仕事や家事などの負荷を減らすようにギアチェンジすることも必要ではないでしょうか。
Q4. 診察の際にはどんな話をしますか?
つらく感じている症状を誰かにしっかりと聞いてもらえること、それだけで気持ちが楽になります。家事や仕事を普段どおりにこなせなくなり、自己評価が低くなっていることが多いので、やらなければならない役割や仕事を減らすことをお勧めします。
Q5.更年期への具体的なアプローチをしていきますか?
当院ではなるべく女性ホルモンを投与せずに更年期症状を整えることをおススメしています。当院のよもぎ蒸し、桂枝茯苓丸や加味逍遙散などの漢方、プラセンタ注射、女性ホルモンなどを提案いたします。
よもぎ蒸しはカラダを温めて汗をかくだけではなく、香りで気持ちと体をリラックスさせて自律神経を整えるのでお勧めです。症状がすごくひどいときには、女性ホルモンを使用することもありますが、なるべくホルモン剤の使用から早く離脱できるようにお手伝いします。