『なぜコロナ禍でもマスク自由を推奨したのか 〜校長・教員の安心が学校を支える〜』
本のご紹介
『なぜコロナ禍でもマスク自由を推奨したのか 〜校長・教員の安心が学校を支える〜』
原口真一著
マスクやワクチンはとてもナイーヴな話題で、親しい間柄であっても話すことが難しいです。
気がつけば、話題にしにくい人たちとは距離を隔てて付き合わなくなりました。
著者の原口真一さんは、そんな中でも対話を重んじて踏み込んでいく。お互いの不安こそが、分断を引き起こす原因だとわかっているから。
マスクをつけさせられたこども達がマスク自由となるまで、校長としての決意と道筋が描かれています。
なぜ?という違和感や疑問に目をつぶらない。そこがこどもの教育で最もたいせつなことと確信してるから。
校長という立場だからこそ、こども達と教員、保護者、地域住民との対話を重ねて、不安を取り除きながら実現されたこども達のマスク自由。
お上のいうことに黙って従うのでなく
かといって過剰に攻撃的にならず
あなたと話がしたいんだ、という心持ちを保つことが素晴らしい。
『不安→恐怖→パニック→不安
といった負のスパイラルが逆転すれば、
未知→理解→対処法の検討→安心→理解
の連鎖に変わってきます。』
爽やかで力強いこの本をぜひ皆さまにも読んでもらいたいです。
文字や動画情報は左脳が論理的思考に考えます。
カラダの感覚や感情、波長、バイヴスは右脳で感じます。
そして、不安が強いときには左脳が守りのロジックでリスクを排除します。
そんなときでも本能的にカラダのつらい事を避けようとするのが右脳です。
感覚を共有できるヒトとリアルに会って話すことで、コドモもオトナも右脳を発達させることができるはず。
気持ちを伝えて、
気持ちを感じるためには
マスクをはずすことが大切だな。
この本を読んで、そんな気持ちが後押しされました。皆さんもぜひお読みになってみてくださいね。