講座 day1 更年期の整え方
更年期の整え方
目次
①更年期と自律神経
②自律神経の整え方
③更年期のセルフコントロール
①更年期と自律神経
更年期の時期には女性ホルモンの量が変動するために、自律神経が不安定になります。
もともと女性は月経周期にあわせて女性ホルモンや黄体ホルモンが変化していますが、その変化のリズムが一定であると自律神経の調整もなじんできます。
1日の中でもホルモンは変動しており、朝の光を感じるとステロイドホルモンがぐっと増加します。体を動かしたりストレスを感じると血圧や心拍数が変化しますが、このような変化に対応して体の様々な部分をコントロールしているのが自律神経です。
自律神経は興奮を担当する交感神経とリラックスを担当する自律神経がうまくバランスをとるように働きます。興奮しすぎたりリラックスしすぎたり、どちらかにかたよりすぎないように知らない間に調整してくれているのです。
この自律神経による調整は筋肉を動かすような体幹の神経と異なり、自分で意識して動かすことができないことが特徴です。
自律神経をどのように整えていくか、これが更年期を整えるカギとなります。
②自律神経の整え方
自律神経のバランスを崩しているときには、緊張が高まった状態がゆるまらずに交感神経が働きすぎていることが多いです。いわゆる過緊張の状態です。
チカラを抜いて、副交感神経がはたらくようにするために腹式呼吸をおすすめします。おなかがへこむまで、ゆっくりと息を吐き出し、胸の筋肉をなるべく使わないようにそっと息を吸い込むのです。
体全体の力をできるだけ抜くようにして、ゆったりとしたリズムで呼吸をすると、副交感神経がはたらきやすくなります。
③更年期のセルフコントロール
更年期症状がとてもつらいときには、漢方薬、女性ホルモン、プラセンタなどの薬で和らげることができます。
なるべく薬に頼らず、更年期症状がひどくならないように自律神経を整えるセルフケアができるといいですよね。
腹式呼吸はいつでもどこでもお金もかからず、心がけしだいで誰でもできるアプローチです。
もうひとつおススメはよもぎ蒸しです。よもぎの香りに包まれて40分間体を蒸すと、温まって筋肉の緊張がゆるむと同時にネガティブなマインドをリセットされるんですよ。
つらい症状ばかりに心をとらわれていると、マインドがネガティブになりがちです。目線を変えて心のスイッチを切り替えるきっかけがあると体調も変わりやすくなります。
更年期の体調不良のつらさを誰かに聞いてもらい、気持ちが少しでも楽になれば、腹式呼吸などのセルフケアに向かう心の余裕ができます。
そんなときに、ぜひレディーバードクリニックをご活用ください。