つらいトンネルを抜けたら、いいことがある

更年期には２～３年ぐらいつらくて暗いトンネルがありますが、あるときからスコンとぬけます。生理という周期的な変化や年齢的な変化にずっと振り回されてきた人からしたら、すごく安定した時期に入ります。ですから、そのうちすごく楽になるんだなと思えたらいいですね。女性的な周期にずっと振り回される時代を卒業して、穏やかな世界にやっと入れるという感じだと思います。

気づかないあいだに自己暗示してしまう

ただ、ちょっと引きずっちゃう人は多いです。鬱っぽくなったり、いらいらしたりしやすくなる時期に、そっちがよりひどくなると、ずっと鬱っぽい感じでいく方もおられますが、そこは基本的にイメージの問題だと思います。自分は一生このまま鬱々としてつらいんだと自分が思い込んでいたらそのとおりになっちゃったりするし、そのうちすごく楽になるんだなと思っていたら楽になっていくと思います。自分で決めちゃっているという点もあるんですよね。

10年先も20年先もこれからもずっといらいらして鬱なんだろうなと思っていると、そこから変われない、抜けられないです。それは自己暗示なのかもしれません。

自分のありかたは自分で決める

自分が自分を決めているところは多いので、どんなイメージをするかによって人生は変わっていくと思います。どうせならポジティブなイメージを持ったほうがそっちに変われやすくなります。だから、今はしんどいけどそのうち楽になるよと楽観的に捉えるといいますか。

自分のなりたいビジョンを設定したら

意識的にどっちをイメージするかで、つらいのが当たり前と思って生きていくのか、そのうち楽になると思って生きていくのか、目指す方向が違うだけで、自分はそっちにどうしても振られると思います。そういう意味では、自分がこうなりたいというビジョンといいますか、今を受け止めるというのもすごく重要ですが、こんな自分じゃ嫌だと思い過ぎていてもすごくつらいので、しょうがないなと思って、その上でどういうふうに生きていきたいかをイメージできれば、自然とそっちに行くと思います。ただ、それってなかなか難しいし、そんなふうに導いてくれることはなかなかないんですけど、そこは自分で決心してどっちに向きたいかを自分で決めるということだと思います。誰かが決めてくれるわけではないです。

決めるのはいつだって自分しかいない

やっぱりイメージする方向にしか行かないと思うんです。だから、ひょっとしてすごい楽で楽しい人生なのかなと思えたら、多分それを求めているから徐々にそっちの方向に進んでいくと思いますが、終わりのない地獄が一生このまま続くのかと思っていたら、やっぱりその気持ちは変わらないし、もちろんそうだと思っているので、そうじゃない方向には自分からは行かないですよね。

明るいビジョン同志で共鳴するんです

あとは、同じ思いを持っている人と知り合いになると、共鳴するし楽なんですよね。自分が明るく楽しくやっていこうと思ったときにそういう人と会ったら、余計共鳴して、そうだよねとなってそっちに行きやすいし、しんどいよね、毎日つらいわとしか思っていない人は、そういう人と気が合うんですよ。

周波数を上げていく

そういう人と一緒に時間を共有することになるので、ずっとそういう世界のほうが心地いいんですよね。自分もあなたもそうだよねみたいな。言い方は難しいんですけれども、周波数というんですか、明るい方向を目指しているのか、つらいのでしょうがないと思っているのかで、人の相性も全然違うと思います。