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更年期症状は話を聞いてもらうことで変わる

2023.03.10

話を聞いてくれる人がいるかどうかが大きい

薬を出すよりも、女性は特にしゃべるとすっきりする方が多いので、しゃべることだけでも割とほっとするというか、気が楽になるというか、吐き出すことで浄化される、そういうところはすごく大きいかと思います。とはいえ、産婦人科のクリニックは割とハードルが高くて、気軽には来にくいですよね。

どこも割と忙しいところが多いので、ゆっくりいろんな話を聞いてもらいにくい雰囲気だったりで、ゆっくり伝えたいことも伝えにくいと思います。お茶でも飲みながらゆっくり話ができる雰囲気があれば理想的ですよね。知り合いの友達同士で聞いてもらうというのも一つですが、逆に、知っている人には本当の気持ちはなかなか開示しにくかったりということもありますので、意外とふだんの生活とリンクしていない第三者が話を聞いてくれればすごくいいんじゃないかと思います。

この数年間はマスク社会になって、大きな声もあまり出してはいけないみたいになっていたので、人としゃべる機会も以前より減って、自分の中で閉じ込めがちな傾向はあるんじゃないかと思います。

ちょっとした知り合いと会って軽く雑談したり、そういうちょっとしたコミュニケーションがありました。コロナ後は人と会う機会が減り、リモートだと雑談がしにくく必要なことしか言えないですね。意外とそういうことのほうが生きていく上では重要なのかもしれません。

生理周期などのホルモン変化に振り回されると感じる女性は多い

40歳台に入ると、ホットフラッシュ症状や気分のふさぎこみ、イライラなどの更年期症状が出やすくなります。

自分で自分をどうリラックスさせられるかで感じ方が大きく変わります。しんどいときはよりしんどく感じやすいのですが、しんどいときにそんなにしんどくなく感じられるように好きなことをやって気をそらすとか、気を抜ける何かがあるといいですね。趣味があるとか、運動することで発散したり、好きなお稽古事をするとか。

何かで満たされている気分が強いとそんなに不安定にならないんですけれども、満たされていなくて不安定なときにより不安定なホルモン変化が来るとすごく不安定になりやすいので、自分をリラックスさせるような趣味、アロマなどの香りや、温かいお茶を飲むとかでもいいです。究極的には呼吸を整えるということがとても大切です。しんどいときはどうしても呼吸が浅くなって早くなりがちなんですよね。それを自分で意識的にゆっくりとした呼吸に整えたら、ゆっくりしたリズムに戻りすくなります。

医療的にいうと漢方薬、プラセンタや女性ホルモン補充なども活用できますし、自分の身の回りのものでうまく対処できたら一番いいのかなと思います。